【墓じまいの費用】相場・内訳・安くする方法をやさしく解説
目次
- はじめに
- 墓じまいとは?
- 墓じまいの費用相場
- 墓じまいの費用内訳
- 新しい供養先候補
- 永代供養墓
- 納骨堂
- 樹木葬
- 散骨
- 手元供養
- 費用を安くするためのポイント
- 墓じまいで注意したいこと
- 墓じまいの流れ
- まとめ
はじめに
近年、「墓じまい」という言葉をよく耳にするようになりました。
核家族化や後継ぎ不足、遠方に住んでいてお墓を守れないなどの理由から、「お墓を片付けて新しい供養方法を選びたい」と考える方が増えています。
そのときに一番気になるのが 「墓じまいにかかる費用」 です。
この記事では、相場や内訳、安くするための工夫、注意点をわかりやすく整理しました。これから検討される方のお役に立てれば幸いです。
墓じまいとは?
墓じまいとは、今あるお墓を撤去して更地に戻し、中のご遺骨を取り出して別の場所で供養することをいいます。
「お墓を片付ける」と聞くと少し冷たい印象を持たれるかもしれませんが、決してご先祖様をないがしろにすることではありません。
むしろ、きちんと供養を続けられる方法を選び直すことが墓じまいの目的です。
墓じまいの費用相場
墓じまいにかかる費用は、20万円~100万円程度 と言われます。
かなり幅があるのは、次のような条件によって大きく変わるためです。
- お墓の大きさや区画の広さ
- 墓石の量や重さ
- 墓地までの道のり(重機が入れるかどうか)
- 地域ごとの相場
- 寺院や霊園に納める費用
墓じまいの費用内訳
墓じまいの費用は、いくつかの項目から成り立っています。下の表に整理しました。
| 項目 | 内容 | 相場 |
|---|---|---|
| お墓の解体・撤去費用 | 墓石を取り壊し、運び出して更地に戻す費用 | 1㎡あたり約10万円前後 |
| 閉眼供養(魂抜き) | お坊さんにお経をあげてもらい、お墓のお別れをする儀式 | 3万円~5万円程度 |
| 離檀料 | お寺に長年お世話になったお礼として納める費用 | 3万円~20万円程度 |
| 新しい供養先の費用 | ご遺骨を納める場所の費用(永代供養・納骨堂・樹木葬など) | 10万円~50万円以上 |
新しい供養先候補
墓じまいのあとに一番大切なのは、「ご遺骨をどこに納めるか」です。
代表的な供養先をいくつかご紹介します。
1. 永代供養墓

寺院や霊園が責任を持って管理・供養してくれるお墓です。
- 個別で安置される場合と、合同で安置される場合があります
- 後継ぎがいなくても安心
- 費用相場:10万円~50万円程度
2. 納骨堂

建物の中にある納骨施設で、ロッカー型や仏壇型などさまざまなタイプがあります。
- 室内なので天候に左右されない
- 交通アクセスの良い都市部に多い
- 費用相場:30万円~100万円程度
3. 樹木葬

墓石ではなく樹木の下に埋葬する自然志向のお墓です。
地域によっては小さな墓石を設けた樹木葬もあります。
- 「自然に還りたい」と考える方に人気
- 管理費が安く、永代供養付きの場合も多い
- 費用相場:10万円~50万円程度
4. 散骨

海や山などに粉骨した遺骨をまく方法です。
- お墓を持たずに自然に還るスタイル
- 法律上はトラブルが起きないよう専門業者に依頼するのが安心
- 費用相場:5万円~20万円程度
5. 手元供養

ご遺骨の一部を専用の容器やアクセサリーに納めて、自宅で供養する方法です。
- 常に身近にご先祖様を感じられる
- 他の供養方法と併用も可能
- 費用相場:数千円~数万円程度
費用を下げるためのポイント
「できれば費用を抑えたい」という方は多いでしょう。以下の工夫で負担を減らせる場合があります。
1. 複数の業者に見積もりを依頼する
同じ条件でも、業者によって数十万円の差が出ることもあります。必ず2~3社は比較してみましょう。
2. 墓地の状況を工夫する
作業がしやすい環境かどうかで費用は変わります。たとえば周囲を整理して重機が入りやすくすることで、撤去費用が下がるケースもあります。
3. 改葬先と一緒に契約する
墓じまいと、新しい供養先(永代供養や納骨堂など)を同じ業者や霊園でまとめて契約すると、割引がある場合もあります。
4. 親族と費用を分担する
一人で負担するのではなく、兄弟や親戚と協力して分担することで、無理なく進められます。
墓じまいで注意したいこと
1. 親族との話し合い
「勝手に墓じまいをされた」と思われると大きなトラブルになりかねません。必ず親族と相談し、同意を得てから進めましょう。
2. 新しい供養先を先に決める
遺骨をどこに納めるか決めていないまま墓じまいをすると、保管場所に困ることになります。必ず受け入れ先を決めてから撤去に進みましょう。
3. お寺や霊園への配慮
お墓のあるお寺や霊園には事前に相談し、必要な費用(離檀料など)を確認しておくことが大切です。
4. 信頼できる業者を選ぶ
費用だけでなく、説明がわかりやすいか、実績があるかを確認しましょう。口コミや紹介も参考になります。
墓じまいの流れ
- 親族と相談し、同意を得る
- 新しい供養先を決める(霊園やお寺の永代供養・納骨堂・樹木葬など)
- 墓じまいを依頼する業者を選び、見積もりを比較
- 役所で改葬許可申請を行う
- 閉眼供養(お坊さんにお経をあげてもらう)
- 墓石の解体・撤去工事
- ご遺骨を新しい供養先へ納骨
まとめ
墓じまいの費用は、一般的に 20万円~100万円程度 が相場です。
費用の内訳は「お墓の撤去費用」「閉眼供養」「離檀料」「新しい供養先費用」が中心になります。
そして墓じまいのあとは、
- 永代供養墓
- 納骨堂
- 樹木葬
- 散骨
- 手元供養
といった新しい供養方法を選ぶことができます。
大切なのは、ご先祖様をしっかり供養しつつ、今の生活に合った方法を選ぶこと。きちんと準備すれば、後悔のない「お墓じまい」ができます。



